2025年9月現在のジムニーノマド納車状況を分析すると、確実に新しい段階に入ってきている状況が見えてきます 。
シエラ乗り換え組の納車がほぼ完了
最も注目すべき点は、シエラからの乗り換え組への納車が順調に進んでいることです。発表当日午前中の早期予約者を中心に、この優先枠(約6,000台分)への納車が2025年夏頃までにほぼ完了する見通しとなっています 。SNSでは「#ジムニーノマド納車」のハッシュタグで喜びの報告が増えており、実際に手元に届き始めていることが確認できます 。
一般新規組の納車も開始
2025年2月契約の一般新規組にも納車が始まっています。「2月契約で8月納車でした!」といった具体的な報告がSNSで見られるようになっており、発売日直後に契約した早い順番の方への納車が開始されていることが分かります 。
現在の納期状況
契約時期別の納車見通しは以下の通りです:
- シエラからの乗り換え組(2025年1月13日までにシエラ契約済みでノマドに変更):すでに納車済み~2025年内完了予定
- 2025年1月30日~2月3日契約組:2025年8月~順次納車開始、ただし契約順により最長3~4年待ちの可能性
受注期間が実質4日間しかなかったため、この短期間に約5万台もの受注が集中し、月間生産台数1,200台(後に3,300台に増産)では対応しきれない状況となったのが受注停止の原因です 。
現在納車が始まっているのは、この4日間の受注期間の中でも特に早いタイミングで契約した方々ということになります 。
生産体制の改善状況
2025年7月から月間生産台数を1,200台から約3,300台に2.7倍増産することが発表され、実際に生産体制の改善が図られています 。ただし、7月下旬から8月下旬にかけて塗装不具合により約1ヶ月の出荷停止があったものの、現在は出荷を再開しています 。
地域・ディーラー差も影響
興味深いのは、地域やディーラーによる納車ペースの差です。「同じ時期に契約したのに、隣の県の友達はもう納車された」という声があり、大都市圏の大規模ディーラーの方が多くの台数を確保している傾向があるようです 。
今後の見通し
約5万台の受注分を完全に解消するには、現在の生産ペースでもあと1年程度かかる見込みです 。受注再開についても同様の期間を要すると考えられており、新規受注の再開は2026年頃になる可能性が高いでしょう 。
現在は確実に「待機段階」から「納車実行段階」に移行しており、特にシエラ乗り換え組から一般新規組への納車が始まったことは、長期間待機している多くのユーザーにとって希望の光と言えるでしょう 。
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