スズキの新中期経営計画と今後の課題

THE BOSS
発表記者会見では 「ジムニーノマド」に関する具体的な言及がなかった。
スズキの新中期経営計画(2025~2030年度)
経営方針
- 「中小企業型経営」を維持しつつ、先端産業へ挑戦する大企業へ進化
- 「チームスズキ」と呼ばれる集団指導体制を強化し、経営の実効性を高める
数値目標
- 売上高8兆円
- 営業利益率10%
主な戦略
- EV、ハイブリッド、ガソリン車を地域ごとに最適配分する「マルチパスウェイ戦略」の強化
- 新規事業(空飛ぶクルマ、完全自動運転、エネルギー関連事業)への参入
市場別方針
- インド市場:シェア50%を目指し、生産台数400万台(国内300万台、輸出100万台)
- 日本市場:「e VITARA」の輸入販売を計画
- グローバル市場:EVやハイブリッド車の比率を地域ごとに調整
課題と懸念
- 「インドシフト」による市場依存度の上昇 → 政治的リスクの懸念
- 「ジムニーノマド」の受注停止に関する具体的な説明が不足
新たなスローガン
- 「By Your Side」:ユーザーや社会との関係を深める姿勢を示す
スズキの新中期経営計画(2025~2030年度)についての感想
スズキの新しい経営計画、めっちゃ野心的ですね!「中小企業型経営を維持しながら先端産業へ進化」っていうのは、スズキらしい堅実さと挑戦心が合わさった戦略やなぁと思います。
特に、「マルチパスウェイ戦略」の強化は、今のEVシフトが進む中で、地域ごとに最適なパワートレインを提供するという合理的な考え方ですね。
気になるポイント
1. インド市場への依存度がさらに増す
インド市場でのシェア50%を目指すっていうのはスゴイ数字やけど、あまりに「インドシフト」しすぎると、政治や経済の変動によるリスクが大きくなるのが心配ですね。
もし現地の規制が変わったり、競合メーカーが強くなったりしたら、一気に業績に影響が出る可能性があるし。
2. 新規事業への挑戦
「空飛ぶクルマ」や「完全自動運転」「エネルギー関連事業」っていうのは、未来のモビリティを見据えた動きやけど、スズキがそこまでリソースを割けるのかな?
3. 「ジムニーノマド」受注停止の説明不足
ジムニーノマドの受注停止は、あまりにも早すぎてユーザーからの疑問も多いはず。でも、この経営計画ではそこへの具体的な言及がなく、ちょっと説明不足感がありますね。
今後、増産体制を整えるのか、それとも意図的に販売台数をコントロールするのか、もっと明確にしてほしいところです。
ジムニーノマドよ、あ~俺のもとへ早く来い!