ジムニーノマドの後部座席をフルフラット化する方法は、後部座席の座面を完全に取り外すことで実現できます 。この改造により従来のセミフラット状態から完全なフラット状態への転換が可能となります 。
必要な工具と準備
必要工具
改造に必要な工具は六角レンチ(10mm)のみです 。当初9mmと説明されていましたが、正しいサイズは10mmとなります 。ソケットレンチがあると作業がより効率的に進められます 。
作業環境
車両を平坦な場所に停車し、後部座席周辺に十分な作業スペースを確保してください 。作業時間は慣れれば約2分21秒で完了できます 。
改造手順の詳細
ステップ1:カバー類の除去
まず後部座席の敷き物(カバー)を取り外します 。左右両側がビスで固定されているため、引っ張って外していきます 。初回は硬く感じる場合がありますが、力を入れて取り外してください 。
ステップ2:六角ボルトの除去
座面が2箇所の六角ボルト(M10)で固定されているため、これらを外していきます 。ソケットレンチの10mmを使用し、座面を倒した状態で作業を行うと除去しやすくなります 。
ステップ3:座面の取り外し
最も困難なポイントが座面の物理的な取り外しです 。座面には2箇所のプラスチック製の固定部があり、ここに座面の金具がはまり込んでいます 。座面の真ん中2箇所に手を入れ、プラスチック部分を触れた状態で両側を一気に上に持ち上げることがコツです 。
ステップ4:仕上げ作業
座面を取り外したら、先ほど除去した敷き物を元の位置に戻し、シートを倒してフルフラット状態にします 。この状態で完全にフラットな床面が実現されます 。
以下の動画の7:10あたりからフルフラットの作業が見れます▼
外した座面の処理方法
車内収納オプション
取り外した座面の置き場所は限られており、ラゲッジルームには横幅が合わないため収納できません 。運転席側のフロアスペースに斜めに立てかけて置くか、枕として活用する方法があります 。
ダッシュボード活用
無理やりダッシュボードに置くことも可能ですが、邪魔になる場合はこの方法も選択肢の一つです 。ただし運転中の視界を妨げないよう注意が必要です 。
復元手順
座面の復元は非常に簡単で、金具とプラスチック部分の位置を合わせて上から押し込むだけでガチっとはまります 。その後、六角ボルトを手締めしてから工具でしっかりと固定し、カバーを元に戻せば完了です 。
フルフラット化の効果
就寝スペースの確保
身長167cmの人でも十分な余裕があり、175cm程度の方でも問題なく就寝できます 。頭部後方にもスペースの余裕があり、横幅も十分確保されているため2人での車中泊も可能です 。
段差の最小化
わずかな段差は残りますが、クッションやマットで埋めることで完全にフラットな寝床を実現できます 。従来のセミフラット状態と比べて格段に快適な車中泊環境を提供します 。
この改造方法により、ジムニーノマドの車中泊ポテンシャルを最大限に活用することができ、キャンプやアウトドア活動での利便性が大幅に向上します 。
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